松村亜里「withコロナ時代に身につけておきたい! どんな状況でも活躍できる子どもの育て方」

 

 

 

日付:2020年5月15日
会場:オンライン(Facebookグループ内ストリーミング配信)
主催:ニューヨークライフバランス研究所
参加人数:191名

 

 

ニューヨークライフバランス研究所代表の松村亜里の第1作目『世界に通用する子どもの育て方』(2019年3月、WAVE出版)および第2作目『お母さんの自己肯定感を高める本』(2020年2月、WAVE出版)の2冊の同時重版決定を記念して、重版ありがとうイベントを開催しました。

 

今回は、Facebookのプライベートグループ、ニューヨークライフバランス研究所コミュニティ〜繋がって学び成長する〜内でストリーミング配信を行う形式を採用。

インタビュアーとしてロンドン在住のライター鮫川佳那子さんをお迎えして行いました。

 

 

 

イベントは3部構成で行われ、第1部と第2部ではそれぞれの書籍に関するポイントを松村が解説し、第3部ではストリーミング内に挙がってきた質問にお答えする形で進められました。

 

 

 

 

第1部 『世界に通用する子どもの育て方』

 

Q.どんな本?

心理学でずっと研究されていたことを子育てに用いる方法を紹介している。4つの子育てスタイルに分けられおり、日本でも数年前に子育てスタイルの研究がなされたが、日米どちらでも「ちょうどいい子育てスタイル」で育った人が、幸せになり不安感が少なく学歴が高くなる(やる気が出る)という結果だった。

これをたくさんの人に知ってもらったら、幸せが広がると思った。

ただ、「ちょうどいい子育て」と言われても実践するのが難しい。この本では、具体的にどんなスタイルか、さまざまなスキルについて書いている。

人が成長する土台は、親子、パートナーシップ、教師と生徒、上司と部下などの関係性。まず関係性がないと、人は動き出せない。「ちょうどいい子育てスタイル」とは、人との関係性を良くするスキルとも言える。

読者からは、親の立場の方だけでなく教員や医療関係者やスポーツ指導者などからも現場で使えるという感想をよくいただいている。

 

 

 

Q.なぜ今、この本を書こうと思ったか? 特に伝えたかったことは?

 

時代の変化。

子育てスタイル自体は古い研究であるし、これまでも大事なスタイルであった。強制的にやらされたりする管理的なスタイルで育って社会人になっても、人の言う通りにやっていれば成功できた。

ただ、いろんな仕事がAIにとって変わられ、10年後には今の仕事の半分くらいがなくなると言われる時代に突入した。時代が変わっているのに、子育てスタイルや教育システムが変わらないまま、言われたことだけを受け身で待ってやったり、報酬があるからやる罰があるからやらないというふうに育った子どもは大人になってから困ると思った。

AIがいろんな仕事を奪っていくときに、残る仕事は人間にしかできないこと。それは人間性、創造性、主体性など。

人間の脳は3つに分かれている。AIではできないのが霊長類の脳と言われている部分。ただ、報酬や罰で子どもを育てていると、この人間脳が育たず、大人になってから自分で考えるということができなくなる(脳については、『世界に通用する子どもの育て方』p.43図参照)。

時代が変わってきて今こそ伝えたいと思い書いた。この本が出版されたのは1年前だが、コロナで在宅ワーク、在宅学習がメインとなり、組織に所属しない働き方も増えてくる。コントロールする人、管理する人がいなくなると、自分で考えて行動できない人は、適応していくのが難しくなる。コロナでこの本に書いてあることが加速していると思っている。

 

 

 

Q.世界中どこにいても、どんな状況でも、幸せをつくり出せる人とは? 4つのポイント

 

①自分の好きなことをし、自分の強みを活かして、人を幸せにできる人

この本での「世界に通用する子ども」の定義。

オンラインになると、顧客対象が世界中の人になる。世界中の人と競うことになる。誰かのニーズに応えようとしたり、苦手なことを無理してしたりすると、なかなか突き抜けられない。こういう時ほど本当に好きなことに強みを活かして取り組んでいる人には敵わないし、自分のオリジナルのものも作りやすい。自分が楽しいことをたくさんすごく上手になって、質が高いものを世に出せ、受け取った人も幸せにできる。いい循環が生まれる。

また、管理されない体制でもモチベーションもキープしやすい。

 

②失敗を恐れずに、好奇心を持ってチャレンジできる人

時代の変化が激しいので、前例がないことがたくさん出てくる。大事なのはやってみようと言う気持ちで、「できるからやってみよう」と「できるかどうか分からないけどやってみよう」の2種類があるが、後者を育てたい。できそうなことしかやっていないと、時代に乗り遅れていく。

人間は新しいことを知らないと言う理由で怖がる避ける性質がある。恐れずに挑戦できる力はとても必要になってくる。

 

③人に弱みを見せられる人。一人で完璧にやろうとしないで人と協力できる人

人間は一人で完璧にやろうとする。努力すればできることも多い。ただ、完璧にできるのを待っている間にも時代はどんどん変わっていく。

そこに労力を割かずに、人と協力する。人と協力できる力は大事。自分ができないということを見せることになるので、「助けて」と言いづらい。でも、弱みを見せられたときに人との関係が縮まる。完璧な人との距離は縮まらない。

仲間と一緒に失敗しながら進んで行こうという力が大事。

 

④自分の頭で考えて、主体的に動く人

時代が変わ理、何が正いかも変わっていく。一人ひとりが発信し世界中の人が一つの場所に集まれる時代。多様な考えが集まる中で、何が正しいかは分からない。大事なことは自分がどう思うかどうか。これはAIにはできない力。

 

 

Q.世界中どこにいても、どんな状況でも、幸せをつくり出せる人を育てるには?

 

①自分の好きなことを見つけ、自分の強みを活かして、人を幸せにできる人に育てるには?

この子が何が好きなのだろうと観察する。好きなことには没頭して時間を忘れている。おそらくそれは、親が普段イライラしていることかもしれない。ご飯の時間なのになぜそればかりしているのかとか。没頭していることが何かよく観察し、それをもっとできるように環境を整える。

強みは自然すぎて本人には分からない。子どもを見ている中で、「それは強みだね」とフィードバックしてあげる。

 

 

②失敗を恐れずに、好奇心を持ってチャレンジできる人に育てるには?

とても大事なのは、失敗を叱らないこと。失敗を叱られると、失敗はダメだ、失敗が怖い、じゃあチャレンジしないという考えになってしまう。私たちは失敗と成功は違う道にあると考えがちだが、失敗と成功は同じ道にある。チャレンジした勇気をたたえたり、チャレンジすればできるようになるよと励ましたりすることが大事。

結果よりもプロセスに注目する。努力や行動、気持ちなどにフォーカスする。結果にフォーカスしてしまうと、逆に次にチャレンジできなくなってしまう。

 

 

③人に弱みを見せられる人、一人で完璧にやろうとしないで、人と協力できる人に育てるためには?

ネガティブな気持ちに共感する。弱みを見せたときに否定され続けると、弱みを見せてはいけないと思うようになってしまう。

親も弱みを見せること。子どもにするのは抵抗がある人もいるかもしれないが、親も間違ったら謝る。親も完璧ではない。

人に弱みを見せられない一番の理由は、見せたらつながりが断たれてしまうということへの恐れ。皮肉なのは、人から受け入れてもらいたくて完璧になろうとしているのに、完璧になろうとすればするほど人とつながれなくなってしまうということ。

親が弱みを見せられると、子は完璧でなくても自分は愛される存在と思えるようになる。

 

 

④自分の頭で考えて主体的に動く人に育てるには?

まずは、待つこと。失敗を回避するために先回りしたり、手を出したりするのではなく、本人がやろうとすることを待つ。

あとは、選択肢を与えること。選択肢は朝ごはんはパンにするかシリアルにするかなど親ができる範囲の小さなことでいい。2つか3つ用意する。子どもは自分で決めたという感覚になり満足する。どちらがいいか考える癖がついていく。

 

Q.どんな人に読んで欲しい?

・時代が変化する中で、どういうことをしたら子どもが幸せに成功していくのかを知りたい方

・子どもでもパートナーでも生徒でも部下でも、大事な人との関係を良くしたいと思っている方

 

 

 

 

第2部『お母さんの自己肯定感を高める本』

 

Q.どんな本? 自己肯定感とは?

自己肯定感は、自分を否定しないで、自分はオッケーだと思える感覚。

自己肯定感には2種類ある。1つ目は、人よりもできるからという人と比べる比較型。2つ目は、いいところも悪いところも含め、自分のことを大事に思えて、自分のことを好きでいられる受容型。

2つ目の方が本当の自己肯定感。それを高める方法が書いてある。

 

比較型の自己肯定感だと続かない。永遠に追い続け、いつまでも満たされない。なかなか幸せにならない。他の比較の弊害は上には上がいるので、周りにどんな人がいるかでも左右されてしまうということ。

 

 

Q.この本で伝えたかった2つのメッセージ?

 

①自分を自分で幸せにできる人になろう!

幸せは総量が決まっていて皆で奪い合うものではなく、自分の中でつくれるものということが分かっている。

幸せと自己肯定感は似ている。自己肯定感が低くて幸せな人はいない。

幸せを高めれば、自己肯定感は勝手に上がっていくと思っている。幸せな人やチャレンジする人はその後に自己肯定感が高まると研究でも出ている。

自分で幸せをつくれれば、自己肯定感は高まるので、その方法を取り入れたワークを14個掲載している。

仲間とすると進めやすいので、読書会も盛んに行われている。

 

 

②セルフコンパッションを身につけよう!

自己肯定感は直接高めようとするのではなくて、人との関係をよくしたり幸せになれば自然と「ああ、自分っていいな」と思えて高まっていくもの。

ただ、1つだけ直接高める方法があって、それセルフコンパッション。「自分が大切な人を思いやるように自分を思いやる」こと。練習する方法が書かれている。

 

 

Q.自分を自分で幸せにするために、何をすればいい? 4つのポイント

①「ない」ものよりも「ある」ものにフォーカスする

本の最初のワークで紹介しているが、感謝すること。人間の脳は危険を察知して対処するために、ないものを見るようにできている。ただ、ないことがどうしても目につく中でも、敢えてあるものに目を向けてみる。感謝することを書き出してみると、思考が転換され幸せが高まる。

 

②体を大切にする

体の健康は幸せに影響する。食事、睡眠、運動も大切。幸せを感じるときに出るセロトニンなどの脳内物質はプロテインからできている。運動は短期間で幸福になる。また、しっかり休息を取ることも大切。

 

③人とのつながりを大切にする

とても幸せな人ととても不幸な人の唯一の違いがつながり。とても幸せな人は全員良いつながりがある。寿命を一番縮めると言われているのが実は孤独。大切な人ときちんと過ごす時間をとることや濃いつながりだけでなく多様なつながりも大切。

 

④自分の強みを知って使う

弱みを見がちだが、敢えて強みを見て意識して使う。強みを知らない人を1とすると、知っている人は9倍、知って使っている人19倍幸福度が高いと言われている。

強みの中でも性格の強みを意識することが大事。性格の強みの診断方法は、コチラ。

強みの診断方法(VIA)

 

 

Q.セルフコンパッションを身につけるために、何をすればいい? 3つのポイント

 

セルフコンパッションが苦手な人が多い。3つのステップを踏むとできるようになってくる。

 

①ネガティブな気持ちをそのまま受け入れる

ネガティブな気持ちはついつい知らないふりをしたり、否定したり、持たないようにしたりしがち。ポジティブ心理学と聞くといつもポジティブでいなければならないと勘違いをする方もいるがそうではない。ネガティブもポジティブな気持ちを大事にしているバランスの心理学。ネガティブな気持ちには意味がある。

理由があって感じるので、ネガティブな気持ちになっていい。否定するといつまでも持ち続けるので、まずは認めること。コロナで自分は不安だと認めると逆に次のステップにいける。ネガティブな気持ちを否定すると幸せも感じられなくなる。まずは受け止めるのがスタート。

 

②それは「私だけじゃない」と気づく

ネガティブな感情を抱き不完全なのはでみんな同じ。だから私たちはつながっているという考え方。

コロナに対して不安に感じるのは非日常的なことに対応する正常な反応。ネガティブな感情を抱くのは人間皆そうで、私だけじゃないと気づくことが大事。

 

③自分に優しい行動をする

気づいて考えるだけでなく、行動まで持っていくのが大事。辛い自分に何をしてあげようかなと考え、大切な人にするように自分に優しくする。自分を抱き締めるだけでも効果がある。

 

 

Q.どんな人に読んで欲しい?

・子どもの自己肯定感を高めたい親

・自分自身の自己肯定感を高めたいと思っている人

親と子の自己肯定感はセット。子どもの自己肯定感を高めたければ、まずは親の自分から高めることが大切。書籍にはその方法を書いてある。

 

 

第3部 Q&Aコーナー

ストリーミング中にコメント欄に上がった質問に答えていきました。

 

Q.好きなことでなくて得意なことでもよいのか? 好きなことがない場合、どうすれば……。

自分が生まれてから今日までに好きだったことを全部書き出す。そこから今またやりたいことをする。

他には、好きなことをしなければならない強迫観念をなくす。なぜならやってみなければ好きかどうかは分からないから、なんでもやってみて、好きか嫌いかという感覚を自分にちゃんと聞いていく。

得意なことは厄介。得意から始めてもいいけど、やってて楽しいかなという視点。偽の強みというものがある。好きじゃないけど褒められたり収入などの価値をあったから高まったスキル。それは疲れる。ワクワクするなら続けるし、疲れるなら他のことをやってみる。得意なことより好きなことを優先する。

 

Q.『世界に通用する子どもの育て方』p.31の図で、先天的なものが50%と割合が大きいので驚いた。遺伝より環境の影響が大きいかと思っていた。もう少し詳しく知りたい。

まず、今は50%が40%まで減っている。遺伝がないと起こらない病気があるが、遺伝子を持っていても子ども時代にストレスがかからないと発病しない。遺伝子発現するかは環境によって変わる。40%も未知数だと言われている。

今からできることがたくさなるということが分かっていただけたらいいと思う。

 

Q.英語版の出版の予定は?

要望がたくさん出ているが、まだない。翻訳者がいれば紹介して欲しい。

 

Q.反抗期の14歳息子。口癖は「どうせ俺なんか」と「弟ばかり褒める」。やる気が全然出ないのも悩み。何が好きかも分からない様子。私もこんなふうに育ててしまったと思い、たまに泣いている。本当にどうしたらよいか分からない。何から始めたらよいか?

私だったらまず謝る。親自身はどちらの子にも愛情があるのに、上の子が何らかの理由でそう思ってしまった。

1人目の子どもは親も頑張っちゃう。愛があるゆえに子どものためを思ってしつけたり、頑張らせようと思ってしまう。2人目が生まれてくると、上の子が大きくなっているので、小さくてかわいく見える。1人目の子だって赤ちゃんの時は同じくらい可愛がってもらったのだけど、本人は覚えていないから、自分は愛されていないと思いがち。特に長男長女は自分がしっかりしないと愛されないと思ってしまう。

「ママはあなたのことを愛しているよ。そういうふうに思ってしまうことがあったらごめんね」と私はまず謝る。

 

世界に通用する子どもの育て方』に書いてある、共感、よかったことを一緒に喜んだり、強みを見て伝える、をすること。

小さい時から今日までどういうことに興味があったか思い出してみる。自分よりも周りにどう思われるかを意識して生きていると何が好きか分からなくなる。親は子に「何があっても愛している」と伝える。

関係性が良くなると、好きなことをするようになってくるので、観察して没頭する機会を与えていく。

いつからでも変えられる。

 

 

Q.リモート授業での自律性を促すには?

親がサポートをすることがあってもいい。バランス。例えば、家族で朝の会をして、やることリストを書き出して見える化しておく。課題が終わったら親に報告してもらうなどする。

他には「なぜそのことが大切なのか」「今やることで何を得られるか」を話し合うこともできる。目的が分かることも大事。

あとは、プロセスを見てあげる。プロセスにフォーカスした声かけをする(具体的な声かけについては、松村亜里の第3作目『子どもの自己効力感を育む本』を参照)。

 

自律性を促す3つのステップがある(『世界に通用する子どもの育て方』第6章参照)。

1. やりたくない気持ちを認めてあげる

2.なぜ大事か説明する(正直に)

3.質問をし、本人に選択させる。圧力を最小限にリクエストする(いつする? 何から始める?)

 

 

Q.兄弟喧嘩でピリピリしている。嫌いだと思っている人に対してどう対応したら幸せになるか?

兄弟喧嘩がが起こったらまず考えるのは、子どもたちの愛のタンクが空っぽかもしれないということ。人は愛のタンクが空っぽになると我慢できなくなって小さなことが気になって、自分が嫌だなと思う人が増える。

私だったら一人ひとりと親の時間をとる。同じ兄弟でも子供によって愛のタンクを増やせる方法は違う(『世界に通用する子どもの育て方』第3章参照)。

 

 

Q.人と協力することと、主体性のバランス? 協力することが依存になるとき、主体性がわがままになるときなど、境界線のヒントをいただきたい。

主体性は自主性と違う。人に言われたことをやるのが自主性。主体性は自分で考えてやる。主体性があるのはやりたい気持ち、好奇心があるとき子どもの時に甘えがしっかり需要されていないと、大人になって満たそうとして依存的になっていく。相手がどうであっても自分が幸せであれば依存的にならない。相手の行動で自分の反応が変わってしまうのは依存的。

人間関係のトライアングルがある。誰かに幸せにしてもらおうと思っているときは、わがままで依存。自分の幸せのために誰かにリクエストすることは、協力することで、主体的。

ただし、リクエストされた方はノーと言える。ノーと言えないと思ったら苦しくなる。こちらはリクエストしたけど、するかどうかは相手が決める。協力する時に断られたとしても別の方法を考えたりできたら主体的。相手がリクエストに応じてくれないと自分が幸せになれないとか、リクエストされる方もできないのに無理してすると依存的でドロドロとした関係になる。それぞれが自分の幸せに責任を持って、協力して欲しいことはリクエストする、断られても文句は言わない。できないことはお互いにできないと言う。できないことはできないと断れる社会でいい。

 

 

ストリーミングにご参加いただいた方、ありがとうございました!

本イベントの動画は、Facebookのプライベートグループニューヨークライフバランス研究所コミュニティ〜繋がって学び成長する〜でご覧いただけます。どうぞご参加ください。

 

 

強み調査ツールの受け方は下記の記事をご覧ください。

>>>強みの診断方法(VIA)

 

 

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