松村亜里「コロナ危機、こんな時でも自己効力感がグンとアップする関わり方!」
日付:2020年4月25日
会場:オンライン(Zoom)
主催:ニューヨークライフバランス研究所
参加人数:99名
(申込者の国と地域の内訳:北海道、秋田県、岩手県、宮城県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、静岡県、岐阜県、愛知県、三重県、奈良県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、ニューヨーク州、コネチカット州、カリフォルニア州、オレゴン州、カナダ、シンガポール、ドイツ)
2020年3月14日に発売された、松村亜里の第三作目の著書となる『子どもの自己効力感を育む本』(WAVE出版)の出版を記念して、著者による読書会を開催しました。
読書会は、グループでのシェアやワークの時間を交えて本の構成に沿って進められました。
自己肯定感の定義から始まり、今の不確かな時代ほど必要な力で、実は幸せへの近道とも言える「自己効力感を育み方」をエビデンスとともに展開。
今回の書籍はエビデンスを一切載せずに書いたものですが、世界の最新の研究結果に基づいた内容です。
読書会では、その根拠も交えてポイント説明がなされました。
根拠も掲載されている、松村亜里の第1作目の著書『世界に通用する子どもの育て方』(WAVE出版)と併せて見ていただきますと、より理解が深まると思います。
自己効力感を育てる声かけ①「うまくいったとき」
能力や結果ではなくプロセスや努力に注目し、人との比較ではなく個人の成長を重んじ、うまくいった時は成功の原因追求をし、性格の強みをフィードバックする。
自己効力感を育てる声かけ②「失敗したとき」
結果や能力ではなくプロセスや努力に注目し、叱るよりも自分への思いやりである「セルフコンパッション」を教え、過去よりも未来に視点を向け、「やればできるようになる」という心理教育を行う。
自己効力感を育てる声かけ③「問題行動があるとき」
人格ではなく行動の問題と考え、問題は外に出し、わずかな良い行動の方に注目して強みスイッチを押すこと、子どもの脳の発達に合わせること、共感や説明をして圧力を最小限に伝える。
自己効力感を育てる声かけ④「やる気や自信がないとき」
共感をし、フロー理論に着目し、ストレスは役に立つマインドセットを意識することや愛がある行動なのかどうかを意識する。
また、編集の段階でカットとなった、この時期に特に役に立つ声かけの①とても大変なとき②挑戦が怖いときについても特別にご紹介し、大変好評でした。
許可をいただいた方のみ、掲載しています
読書会の後は、日本全国のみならず世界各地から集まった参加者を地域別に分け、感想と次にやってみたいスモールステップをシェアする機会を設け、交流を図りました。
最後に感想を一部、ご紹介します。
- 本当に、この本は毎日役に立ちます! そしてその背景にある考え方を知ることができて、理解が深まりました。ワークで成功の責任追及と強みのフィードバックをしていただいて、大きな気づきがありました。
- 盛りだくさんの内容で頭が沸騰しています。不確かな時代だからこそ、希望へと繋がる自己効力感を育むことが大切だというお話が心に残りました。子ども達にも、自分自身にも、主人にも未来へ飛ばす声掛けをして、強みにフォーカスして、できることを1つ1つ実践していきたいと思います。後半の「とても大変な時にできる声掛け」と、「挑戦が怖い時
にできる声掛け」も心に響き、使ってみようと思いました。
- 本に載っていないシチュエーションのご紹介もとても参考になりました。
- 亜里さんから直接、自己効力感のお話を聞けてよかったです。例えば、プロセスフォーカスの「判断より描写」とはそういうことかと気がつきました。
- 不安定な状況だから、やってみよう!がより効果的だと分かり納得しました。
- ワークがとても良かったです。自分の理想や、やりたいことを洗い出しできました。挑戦するのに強みをどう使うかはもっと考えて行動に移せるように落とし込みたいです。
- 亜里さんの解説があって、さらに良く理解できました。皆さんの笑顔に出会えて、安心感と幸せな気持ちなりました。
- 拝読した本も、肉声で詳しくもう一度聞くと、新鮮な発見と気づきがありました。あり先生の声で聞き、受講生とシェアすることで、「子ども達への声がけ、工夫してみよう!」と思えています。
開催日直前までキャンセル待ちが止まらないイベントでした。
たくさんの応援をありがとうございました!
>>>『お母さんの自己肯定感を高める本』『子どもの自己効力感を育む本』(WAVE出版)特設ページ
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