あなたに合ったウェルビーイングを見つけよう
日付:2022年2月6日
会場:オンライン
主催:ニューヨークライフバランス研究所
参加人数:164名
ニューヨークライフバランス研究所(NYLB)では、第3回ウェルビーイング 実践研究会を開催しました。
これは、幸せになることを科学的に研究するポジティブ心理学とウェルビーイングを組織、医療、スポーツ、教育、対人支援に
応用することで、幸せな社会を創りたい方々のための研究会として実施されたものです。
海外のカンファレンス形式を取り入つつも、日本社会の中の各分野で実践している方々の取り組みを知り、また学びや協同の場を創造することを目的としました。
松村亜里/基調講演「強みを引き出し、理想の未来を引き寄せる『ポジティブ心理学コーチング』」
ストリームヤード ライブ配信で、「1億総コーチ時代? どのような関係にでも役立つ、ポジティブ心理学コーチングのスキルと効果」とのサブタイトルのもと、主催者のニューヨークライフバランス研究所(NYLB)代表の松村亜里より基調講演が行われました。
副作用が少なく、セラピー回数が少なく、非常に効果的でパワフルな手法であるポジティブ心理学コーチング(PPC:Positive Psycho Therapy)について、
- What – PPCとは何か?
- Why – PPCが大切な理由
- How – PPCの方法
の講演がなされました。
PPCはとても欲張りなスキルで、クライアントも支援者も両方とも疲弊せず幸せになれる技法です。
主な感想をご紹介します。
- コーチングと聞くと、「無理やり目標を出さなきゃ!」と思う人もいるので、自分が幸せになるためにと考えてもらえるPPCだと、よりよく生きる人が増えますね。
- まさに土→風の時代の変化によって、組織や集団ではなく個人としての生きがいや幸せに目を向ける場所が求められていると感じます。
- 支援者が燃え尽きない、すごく大切だと思います。
- あるものを見ることや、ケアする人のウェルビーイングを大事にすることは、コーチだけでなく、子育て中の親や介護している人など、すべての人に大切な視点ですね。
- PPCの質問は、その人のエネルギーを引き出しますね^^
基調講演の後は、各分野に分かれてZoomでウェルビーイングやポジティブ心理学を導入した事例発表が行われました。
各分野からの開催報告をお届けします!
実践発表会
①企業(組織・育成)
=感想抜粋=
- 「What’s good」を習慣化するなど継続的な取り組みを徹底的になさる熱意を感じました。CHOという立場にいらっしゃりながら、非常勤講師の方々にまで心理的教育をなさる誰もとりこぼさないところにも感動しました。
- 幸せの正三角形や、今後の展望など、幸せがどんどん連鎖していくことを目標として実践され、それが結果につながっていることが本当に素晴らしいと感じました。
- 社員→講師→生徒→家族と繋がることが素晴らしいと思いました。教育の現場でポジティブ心理学を実践できれば影響力や影響範囲も凄いのでしょうね。
②教育
=感想抜粋=
- 教員、日本の教育の未来への希望に熱意を持ってそして勇気を出して始められたこと、素晴らしいです! そして、とても分かり易かったです(親切心ですね^^)。先生方からのアンケート結果から読み取れることがまた宝物ですね。学校の先生にはPP知ってもらいたい、と私も常々思っています。貴重な発表ありがとうございました!
- Imputをしながら、output、行動に移すことの大切さを再確認しました。アメリカで子育てを経験しているのですが、日本は特に心理的安全性を感じられない環境が多いと思っていましたので、発表者の方々のアプローチを尊敬します。
- 小さなポジティブ心理学介入、もっとできそうだな、やってみたいと思いました。楽しんでやっていきたいです。
③医療・福祉・スポーツ
「身近なところから、できることを始めること。関わる医療者自身が自分の幸せを大切にすること」改めて、大切だなと思いました。ぜひ、これから医療・福祉・スポーツの分野でウェルビーイングの輪が広がっていくように、我々もつながって行けたら嬉しいです。温かな感想・強みのフィードバックをいただいて明日へのエネルギーチャージとなりました。
④コーチング・カウンセリング
=感想抜粋=
- ポジティブ心理学をコーチングに取り入れると、「達成」と「幸せ」の両方にリーチするということがよく分かりました!学び続けてきた私も次のステージ(実践)に進みたいと強く思うようになりました!
- 心理的安全性がとても大切と思いました。ポジティブアプローチできること実践します。
- たくさんの事例、実践されたことに勇気をいただきました。まず自分の状態をフラットにしたいなと思いました。そして行動力につなげたいと思います。今月、子どもに与えるメディアの影響についてお話する機会はあるので頑張ります。
⑤家族(子育て・パートナーシップ)
=感想抜粋=
- 私はPTAから距離を置こうとしてしまっているので、ワーキングマザーでありながら自らそこに関わっていく主体性を尊敬します。それと、紙文化をデジタル化してくれる人、とても大事ですね!
- いいこと3つを続けていくことから始めます。後々にはママ友や同じ子育ての悩みを持っている人、学校の先生にWBを伝えることができたらいいなと思います。
- ポジティブ心理学の幅が広いことと、心を閉ざしかけている子どものセキュアベースの事や保護者への関わり方をすごいと思いました!
最後は、希望者でオンラインランチ会を開催。感想や質問をシェアし合いました。会ではワードクラウド(文字を集めて視覚化するツール)を用い、参加者の今の気持ちを可視化しました。
たくさんの希望が生まれた第3回ウェルビーイング 実践研究会。「どんな大きな社会運動も始まりは一人だった(By マーガレット・ミード)」。一人ひとりの小さな一歩、スモールチャレンジが幸せな社会を創っていく。そんな希望に満ちた研究会となりました。
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