松村亜里「実は免疫力をすごくあげるけど見逃されやすい二つのこと」

 

 

ストレスレッスン(3)です。

今回で最終回となります。

ポジティブ心理学の専門家として、
意外と見落とされそうだけど
実はすごーく免疫力がアップする
行動を二つ紹介します。

 

それは、

1)多様な良いつながりを持つこと

2)ポジティブな感情を起こす行動をすること

です。

 

 

え、つながり? ポジティブ感情?
こんな大変な時に、と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが、
本当にパワフルなんですよね。

 

 

実は、「メタアナリシス」と呼ばれる
多くの健康に関するデータを横断的に
統計的に処理して
要因の影響力を比べた研究で

 

長寿に一番関係があったのが
「多様なつながり」と
「良いつながり」だったんです。

 

インフルエンザの菌を鼻の粘膜にスプレーして
(すごい研究ですね!
もちろん同意を得て、
謝礼を支払っていますが)

 

ホテルの部屋に隔離して
どの人がかかるかを追跡した研究では
繋がりの多い人はかかりにくかったんです。

 

これは、オキシトシンというホルモンが
関係しているでしょう。

 

オキシトシンは、
繋がりや信頼を強めるホルモンですが
免疫力をとにかくアップするんですね。
心臓血管を修復します。

 

他にも、ハグやスキンシップ
目を見つめ合うこと、
メッセージをやり取りすること
共感すること、などでも出ます。

 

そして、ポジティブ感情はすごいんです。

こちらも別の研究で
インフルエンザの菌を鼻の粘膜にスプレーして
(だから、ひどいって!)

ホテルの部屋に隔離した研究では
その前にポジティブな感情の多かった人は
インフルエンザにかかりにくかったんです。

 

これは、セロトニンでしょうね。
セロトニンは夜メラトニンに変わりますから
熟睡も期待できます。

 

ポジティブ心理学者の
バーバラ・フレデリクソン博士は
自分が楽しめることを優先してすることを
「ポジティビティプライオリティ」
と呼んでいますが
「幸せになろう、幸せを感じよう」とするより
結果的に幸せになること研究で報告しています。

 

不謹慎と思わないで大丈夫!
衛生に気をつけながら、
幸せな気持ちになることをして免疫upです。

 

とにかく、幸せな人は
約十年長生きして、
病気にもかかりにくいことがわかっています。
多様な人と繋がり
自分が楽しめることをしましょう!

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